ドイツ乗り鉄・2014 DB『Ring 1』 第2日

第2日 寒さに負ける・ハノーバー

   ハノーバー ~ ブラウンシュバイク ~ 
   バードハルツブルク ~ ゴスラー ~ 
   ザルツギッター・リンゲルハイム ~ ゼーゼン ~
   クライエンセン ~ オットベルゲン ~ 

   ゲッティンゲン ~ カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ ~ 
   フルダ ~ フランクフルト空港

ハノーバーの『インターシティホテル』に泊まった翌朝、6時前、真っ暗な外に出てみると、予想以上の寒さのため、出かける気が一気に失せてしまいました。部屋に戻り、早くもB案の検討です。本来なら6時30分ごろのREでハノーバーからヴェルニゲローデへ行き、ヴェルニゲローデ起点で時計回りにエアファルトまで行く予定でしたが、急遽予定を変更してフランクフルトに泊まることになり、寒さも相まって、出足がつきません。結局、スタート地点をヴェルニゲローデからゴスラーに変更、早めにフランクフルトに戻ることにしました。

7時30分、依然として凍てつくようなハノーバーを出発、ICでブラウンシュバイク、REでバードハルツブルクと2回乗換え、鉱山の街で『Ring1』起点かつ終点に設定したゴスラーに向かいます。

途中駅で、懐かしいV200形のディーゼル機関車との出会いがありました。我が家には、50年くらい前に買った、同じ機関車のHOゲージの模型があります。どうやらイベント列車のようで、ドイツの鉄道ファンが大勢ホームに降りて写真撮影をしていました。初めての老兵との思わぬ出会いに、テンションが上がってきます。


2014年1月25日、ゴスラー発10時6分のハノーバー行きのREでいよいよ『Ring 1』スタートです。
ディーゼルカーに揺られること10分、雪原のようなザルツギッター・リンゲルハイムで最初の乗換え、続いて15分でゼーゼン、17分でクライエンセンと順調に乗換えを重ねました。

盲腸線と違い、連続の乗換えでの移動のため、間違えないよう停車駅が気になります。ドイツは平原のイメージがありますが、この辺りは丘陵地帯で、雪も消えてきました。だんだん腹がすいてきました。クライエンセンは旧本線との接続駅で何かあるかと思いきや何もなく、そのまま11時23分のREで西に向かいオットベルゲン、12分の乗換え、12時35分発で今度は東に戻り、ゲッティンゲンへとジグザグに乗継ぎます。ゲッティンゲンのホーム下で、赤い魚の看板・ノルトゼーをみつけ、ニシンのサンドとポテトを買い込み、入線してきた14時2分のICEでいただきました。


ここまで8本の列車、ゴスラーからは5本の列車を乗継いできましたが、乗換えはすべて順調、遅れは1本もありません。乗車したICEで、途中駅のカッセル・ヴィルヘルムスヘーエまでが『Ring 1』のルートになります。

今日はこのICEで、そのままフルダまで行き、フランクフルトに向かう列車に乗換えることにしました。14時56分、フルダ着、駅周辺をぶらりと歩きリフレッシュ、フルダからもICEでフランクフルト空港に戻ります。『Ring 1』初日は、ゴスラーからカッセル・ヴィルヘルムスヘーエまで、6本の列車で、231キロ進みました。
雪にくじけ、変更ばかりでトーマスクックが手放せない1日でした。